眠れないを科学する(睡眠についての豆知識)

深い睡眠と浅い睡眠がある

睡眠には2種類あります。
ノンレム睡眠とレム睡眠。

 

ノンレム睡眠とは、深い眠りで体も脳も休んでいる状態のことです。
眠りにつくと、最初にこのノンレム睡眠状態となり、このときは夢を見ることがほとんどありません。

 

ノンレム睡眠のあとに訪れるのがレム睡眠です。
レム睡眠とは、体は休んでいるのですが、脳は活動している浅い眠りのことです。
レム催眠中は脳が活動しているので、夢を見ることがあります。

 

ノンレム催眠→レム催眠は90分周期で繰り返すことが知られています。
つまり、睡眠中は深い眠りと浅い眠りを繰り返していることになります。

 

整理すると下記のようになります

ノンレム睡眠 レム睡眠
深い眠り 浅い眠り
眠りにつくと入る ノンレム睡眠のあと
夢はほとんど見ない 夢を見る
体も脳も休んでいる 体だけが休んで、脳は活動している

 

睡眠時間は90分の倍数にする

 

睡眠は深い眠りだけで十分ということはありません。
浅い眠りとされているレム睡眠も、人間にとっては大切です。

 

ノンレム催眠→レム催眠の周期は90分です。
このため睡眠時間は90分の倍数にすることが良い睡眠のコツです。

 

90分の倍数とは、3時間、4時間半、6時間、7時間半、9時間です。
このタイミングなら、浅いレム睡眠が終わる頃にあたるので、心地よく起きられます。

 

深い眠りのノンレム睡眠中に目覚ましが鳴ると、脳も体も突然起こされることになります。
また、レム睡眠に入ってすぐだと、レム睡眠の時間が足りなくなってしまいます。

 

浅い眠りとは言え、レム睡眠も人間には必要です。

 

90分の倍数

 

これが快眠へのカギです。

 

 

 

 

 

 

 

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